A/Fセンサー、逝く

Diary Car

現車のインプレッサGDB-Eのエンジンチェックランプが付いたので、スバルディーラーで見てもらったらA/Fセンサーが遂に逝った…
まだ6万kmなんだがな…昨夏のハードドライビングが響いたか。
部品￥19,000に工賃￥8,000とか、今直ぐには無理だから騙し騙し乗るしか無い。
通勤にも使ってるから車乗らないことはできないし、A/Fセンサー逝ったまま乗ると燃調リッチで吹き続けるから、エンジンにカーボン溜まって調子も悪くなるし…いや参ってます。


さて、ライトウェイトスポーツ復興を賭けてトヨタ・スバルが共同開発した86/BRZが発売されてから間もなく一年が経つ。

個人的な意見であるが、若者の車離れが嘆かれる昨今、それを解消する為にも好き嫌いはどうあれ自動車メーカーとして国内トップであるトヨタはじめ今回の車には正直期待していた。
ライトウェイトスポーツ、駆動方式はFRでクーペ。そのコンセプトは素晴らしい。だがしかし、最安モデルの86(RCグレード、6MT)でも定価で199万円。
しかもエアコンさえ標準で装備されていない。

社会人一年目二年目のまだまだ若い層がちょいローン組んだりして新車で買うようなカタチをイメージしていたが、乗り出し200万では若年層は買えないだろう。
現に何台か走っているのを見たが乗っているのはおじさんばかり。
おじさんが乗るのを否定するワケではないが、やはりライトウェイトスポーツ、スポーツカー復興の鍵は若年層をどれだけ取り込めるかだろう。
より多くの若者にスポーツカーに親しんで貰い、その若者が年齢を重ねてもスポーツカーに乗りたい、忘れられないスポーツカーがあると思わせるかがポイント。
そうなってくると、必然的にまずは若年層が購入できる価格設定でなければならない。
現段階の価格設定では好き者はどうやっても買うかもしれないが、生活基盤を疎かにすることのできない若年層は必然的に新車だと軽自動車に流れる。
新車でRX-8以外に販売されていない為、国産FRスポーツとして新車販売される今回の86/BRZには責任が重大だが、個人的にはコケたと思っている。RX-8は唯一無二のロータリーエンジンというスペシャリティがあるから高額でも仕方ないと個人的に考えるが、86/BRZにはそういったスペシャリティが無い。ボクサーエンジンはスバル車で多く採用されているし、新型ではあるけれど直噴エンジンも他トヨタ大衆車に採用されている。

コンセプトを個人的に解釈すれば、今は無きライトウェイトスポーツ、FRスポーツカーに乗って、ただの移動手段としてでなくドライブを楽しめる車を、車離れしている多くの若者達に乗ってまたスポーツカーひいては自動車業界を復興、活性化していこうってコトだと思う。
けど現状じゃ86/BRZは「いつかはクラウン」に近いような車に仕上がってしまい、若年層にとって現実的な車ではない。

FFでもいいならばスイスポやデミオスポルトなど楽しそうな車は何台かある。
しかし、スポーツカーである以上FRでしょ！って思う人は少なくないんじゃないかな？
スポーツカーが賑わって自動車業界が活発だったのって、AE86やシルビアとかが中古車として安く出だしたのも要因だったはず。
その時代と現代では紙幣価値も違うから一概にはいえないけれど、86/BRZはAE86・シルビアの時よりも高価。イコール必然的に若年層よりではない。

そんなこんなで今求められているスポーツカーって具体的にすると以下みたいな感じじゃないだろうか。

価格

  • 新車乗り出しで150万くらいが限度と思う。

車両サイズ

  • 5ナンバーに抑え、唯でさえ高い税金を少しでも安く。

駆動方式

  • もちろんFRで。

ボディ形状

  • クーペスタイル、2ドアか3ドア。

諸々

  • ホイールを大径化したりブレーキを大きくしたり、このご時世ばかみたいにエアコンをオプション設定にしたりしなくてもいい。高性能じゃなくてもいいので、普通の乗用車よりほんの少しだけモアパワー・モアトルク、そして必要な装備は標準にしつつも少しでも軽く、基本的な運動性能を上げる方向で。

これでデザインさえFCやFDが出た時のような革新的なものであれば、若年層は首ったけだと思う。
どうかね、若者同志諸君よ！
コメント求む。笑